ネスティッドグリッドモデル格子変換重みファクター作成ツール(Scup用)
モデルの第1層 東南端(1,1,1)を 番号 1 として格子番号を全格子に割り当て、親モデルと子モデルの間のデータのやりとり(必要な格子番号、その重み)方法のデータを作成する。
事前に両モデルの格子間隔や地形を設定しておき、以下を作成する。
子モデルの設定ファイル namelist.configure.in 親モデルの設定ファイル namelist.configure.in.par (MXEライブラリlibmxe用の設定)
prep/nest/topo/mkngrids.F90で作成したnest.d, namelist.nestも使用する。
海面フラックスデータの変換
プログラム(1): mk_surf_p2c.F90 実行: バイナリをそのまま実行 ./mk_surf_p2c 生成されるファイル rmp_p2ct_surf.d ... T-点のフラックスデータの補間用
プログラム(2): mk_surf_p2c_tu.F90 実行: バイナリをそのまま実行 ./mk_surf_p2c_tu 生成されるファイル rmp_p2ct_surf_t.d ... T-点のフラックスデータの補間用 (補間を行わない。親モデルのフラックスが そのまま子モデルに降り注ぐ形) rmp_p2ct_surf_u.d ... U-点のフラックスデータの補間用 (双一次補間)
側面境界データの変換
プログラム : mk_side_p2c.F90 実行: バイナリをそのまま実行 ./mk_side_p2c 生成されるファイル rmp_p2ct_2d.d ... トレーサー順圧モード用 rmp_p2ct_3d.d ... トレーサー傾圧モード用 rmp_p2cu_2d.d ... 東西流速順圧モード用 rmp_p2cu_3d.d ... 東西流速傾圧モード用 rmp_p2cv_2d.d ... 南北流速順圧モード用 rmp_p2cv_3d.d ... 南北流速傾圧モード用 rmp_p2ct_ic.d ... 海氷モデル、トレーサー点、厚さカテゴリ用 パラメータncatで海氷カテゴリーの数を指定する。
内部領域のトレーサー(T,S)データの変換
プログラム(1) : mk_pinpoint_c2p.F90 低解像度と高解像度で位置が一致する点をつなぐ namelist: namelist.nest に エントリを追加。 /pinp_c2p/ i_shift_u フラックス(流入出)の境界をトレーサーの内側から外に i_shift_u だけずらす。 実行: バイナリをそのまま実行 ./mk_pinpoint_c2p 生成されるファイル rmp_c2pt_3d.d ... トレーサー点傾圧モード用
プログラム(2) : mk_areaave_c2p.F90 高解像度の面積平均値を低解像度に戻す。 namelist: namelist.nest に エントリを追加。 /aave_c2p/ flg_u_line 境界を横切る流速を境界線上の平均として算出 i_shift_u フラックス(流入出)の境界をトレーサーの内側から外に i_shift_u だけずらす。 実行: バイナリをそのまま実行 ./mk_areaave_c2p 生成されるファイル rmp_c2pt_aave_3d.d ... トレーサー点傾圧モード用(3d) rmp_c2pt_aave_2d.d ... トレーサー点順圧モード用(2d) rmp_c2pu_aave_3d.d ... 速度点(U)傾圧モード用(3d) rmp_c2pu_aave_2d.d ... 速度点(U)順圧モード用(2d) rmp_c2pv_aave_3d.d ... 速度点(V)傾圧モード用(3d) rmp_c2pv_aave_2d.d ... 速度点(V)順圧モード用(2d)
変換テーブルを読む
プログラム: read_remap.F90 ファイルの与え方はsample/read.shを参照
変換テーブルを検証する
プログラム: check_remap.F90 地中をリンクしていないかチェックする ファイルの与え方はsample/check.shを参照。
実行: make_NAMELIST_SCUP.sh を引数付きで実行 生成されるファイル NAMELIST_SCUP_2way: 2way実験用のNamelistファイル
1-wayのネスティング実験にはNAMELIST_SCUP_2wayを編集して使う。 子モデルから親モデルへの部分を削除する。