MRI.COM

MRI.COMは気象庁気象研究所で開発されている海洋大循環モデルです。 気象研究所だけでなく、気象庁の海洋関連業務でも活用されている汎用海洋モデルです。

• 水平一般直交座標(Arakawa Bグリッド)、深度座標(z*)、自由海面、静水圧、ブシネスク近似
• 多数のオプション機能を持つ(海氷や生態系を含む)
• 気象庁の現業運用で使用されている
• 気候システムモデルの海洋パート、海洋データ同化システムのモデルパートとしても利用されている
• CMIPに参加し、最先端の機能を維持
• 2000年頃から開発が継続
• 様々なスパコン、ワークステーション、PCで動作する。詳細は矩形海パッケージを参照。
• その他の概要

• 開発チーム: 気象研究所 全球大気海洋研究部第4研究室
• 連絡先：川上 (y-kawakami@mri-jma.go.jp)
• ドキュメント　マニュアル、論文、発表資料など
• ノート 開発の関連情報

• リリース・ノート (GitHub) 要登録
• 開発版 MRICOMv5.3 (2023/05-)
• 安定版 MRICOMv5.2 (2023/05)
• 今後のロードマップ
• 過去のリリース・ノート(v3.3.10 2013/12 - v4.5.13 2019/04)
• 過去の安定版
  • MRICOMv5.0 (2021/05)
  • MRICOMv4.6 (2019/12)
  • MRICOMv4.4 (2017/10)
  • MRICOMv4.2 (2016/09)
  • MRICOMv4.0 (2015/06)
  • MRICOMv3.2 (2013/01)
  • MRICOMv3.0 地球システムモデル(MRI-ESM1)
  • MRICOMv2.4

• MRI.COM実行環境「MXE」
• 海洋データ同化システム MOVE
• 気象研究所地球システムモデル MRI-ESM
• 日本沿岸海況監視予測システム「MOVE/MRI.COM-JPN」 (気象庁で現業運用予定)

• 気象庁海洋モデルの利用申請参照
• 論文に使う場合は、以下のマニュアルを引用してください (可能ならTsujino et al. (2011) JOも加えて)。
  • Tsujino et al., Reference Manual for the Meteorological Research Institute Community Ocean Model version 4 (MRI.COMv4), 気象研究所技術報告, 80, 2017, DOI:10.11483/mritechrepo./80
  • 論文等においては「MRI.COMv4」、またはバージョンを特定する場合には 「MRI.COMv4.2」, 「MRI.COMv4.4.Beta02」 などと表記する。¹⁾

• Fortran 95以降
• MPIライブラリ (MPI並列の場合。なしでも実行可)
• make
• git (ソースコード入手に必要)

• 気象庁、気象研の方：本庁Redmineを参照(設定込みパッケージは下を参照)
• その他の方：気象庁海洋モデルの利用申請から申請をお願いします
  • 申請が認められれば、GitHubからソースコードを取得できます

• 設定済みパッケージを動かす
  • 矩形海モデル・パッケージ「rectangle」 初めての方はこれを動かしてみることを勧めます
  • 瀬戸内海モデル・パッケージ「MRI.COM-Seto」
  • 全球渦なしモデル・パッケージ「GONDOLA_100」
• 設定から作成する
• モデル実行中に問題が起こったとき

バグを見つけたなどサポートが必要であれば以下に書き込んでください。

• 気象庁、気象研の方：本庁Redmine - フォーラム
• その他の方: GitHub Issues

• MRI.COM 開発への参加