MRI.COM モジュール作成

MRI.COMの各モジュールは、気象庁Fortran標準コーディングルールの通常の「パッケージ型モジュール」、特別な「定数参照型モジュール」「変数参照型モジュール」のどれかに相当する。

オブジェクト指向プログラミングを意識して作成する。

• save属性の内部変数の設定はできるだけ ini, prepare に限る
• 仕方なくprepare以後に更新する場合は、必ずモジュール内部で行う (protected)
• 上位パッケージからの参照は可

• 命名規則と階層構造を踏まえて、なるべく共通の名前のサブルーチンを用意する
• 推奨されるサブルーチン
  • ini prepare predict read_restart write_restart
  • write_history 各モジュールが、自分が受け持つ情報についてモニタリングする
• モジュール内サブルーチン(副プログラム)は、更にその内部に内部副プログラム(サブルーチン、関数)を持つことができる(Fortran入門)
  • 内部副プログラムが内部副プログラムを持つことは不可
  • SIMD化関数の場合は、内部副プログラムとしてではなく、同列のモジュール内関数とする方が安全のよう。

• 海洋モデルでは param.F90 のみ
• 階層構造では最下位に位置する

• common.F90 tracer_vars.F90 など
• 時間ステップ毎に予測される、物理の状態変数に限定する
• 上位パッケージによる更新が可