MRI.COM ver.4.6
MRI.COM ver.4.6 は、2019年12月にリリースされた安定版です。
日本沿岸海況監視予測システムのモデル部分になります。
ソースコードの取得
MRI.COM gitリポジトリでブランチ「4_6」をチェックアウトして下さい。
追加された主な機能
ver.4.4から以下の機能が追加されています。
時間差分スキーム Leapfrog-Adams-Moulton (LFAM3) の導入
海氷のリッジングに関するパラメータ shear dissipation ratio の追加
相対風速データを絶対風速に換算して使用するための機能
等密度面拡散・GMパラメタリゼーションなしで、混合層渦パラメタリゼーションを使えるように拡張
オフライン・トレーサーモデルの機能強化
age, cfcの読み込み
初期値の時間補間の指定
オフライン・ネスティングの機能強化
出力機能の強化
高速化
順圧モード計算の高速化
パッシブトレーサーの時間積分の高速化
SOMリスタート入出力のMPI-IO対応
OpenMP 指示行
マシン対応: ES3, 気象庁Cray XC50
Doxygen対応
その他の変更
海氷モデルの安定性向上
海氷リッジングのスキームを変更
PPMスキームのアルゴリズムを変更
多数のバグ修正
ver.4.4 から 4.6 への移行
安定版 ver.4.4 から ver.4.6 へ移行する場合のメモです。
ほぼ同じ設定にした場合でも結果は変わります。
入力データファイル
コンパイル・オプション
namelist
主な変更です。変更する場合は docs/README_Namelist.md を参照してください
機能削除の予定
次期安定版(v5.0)で削除される予定の機能です。
leap frog + Matsuno 時間差分スキーム
z-sigmaスキーム (オプション ZSTAR の必須化)
リスタートファイルの旧指定方法 (nmlrs_*)
2層以上のBBL (4.6で削除する予定だったが延期)
BULKNCAR 時にBULKITER必須化 (4.6で削除する予定だったが延期)