MRI.COM v5.2
MRI.COM v5.2 は、2023年4月にリリースされた安定版です。
次期の気象研地球システムモデル(MRI-ESM3.2)の海洋モデル部分及び気候変動予測先端研究プログラム領域課題3日本域海洋変動予測システムのモデル部分になります。
ソースコードの取得
MRI.COM gitリポジトリでブランチ「5_2」をチェックアウトして下さい。
追加された主な機能
v5.0から以下の機能が追加されています。
海氷モデルの高度化
de Lavergne et al. (2020) の潮汐混合パラメタリゼーション
Kawasaki et al. (2021) の潮汐混合パラメタリゼーション
水柱が消失しても計算を継続するオプションを追加
ALEの試験的実装
MRI-AGCM4との炭素循環結合機能
passive tracer の NaN チェック機能
計算機対応
出力機能の強化
混合層収支を計算するモニター出力の追加
モデル空間中の最大値・最小値出力オプションの追加
大気強制バルク係数のモニター出力
主要変数の初期値モニター出力の追加
リスタートファイル出力制御機能を追加
その他の変更
v5.0 から v5.2 への移行
安定版 v5.0 から v5.2 へ移行する場合のメモです。
ほぼ同じ設定にした場合でも結果は変わります。
入力データファイル
scaling factors 既定ファイル
外力ファイル
namelist
主な変更です。変更する場合は docs/README_Namelist.md を参照してください
削除された機能
コンパイル・オプション必須化:SFLUXR, F2003
オプション削除: NOMATSUNO, SFLUXW, AIRMRICOM3, UTZQADVEC
leapfrog + Matsuno 時間差分スキーム
機能削除の予定
次期安定版(v5.4)で削除される予定の機能です。