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目次

MXE上に新しい実験パッケージを作る

MXEをベースに新しい実験パッケージを作る方法です。

MXEと実験パッケージ

MXEはテンプレートであり、それに設定ファイルや実行シェル・スクリプトを加えたものが実験パッケージになります。

MXE: 全ての実験の共通部分に当たるもので以下を含む。

実験パッケージ: MXEをベースに、さらに以下を含む。

実験の前処理

地形など、実験に必要な入力ファイルを以下の手順で作成します。

  1. 最新のMXEを取得する。
  2. 環境の設定を行う。
  3. linkdir ディレクトリから以下の名前のファイル置き場を作成する(またはワークスペースへのリンクを作成)
    • data … 解像度、地形などモデルの基本データの格納場所
    • forcing … 風応力などの駆動用データの格納場所
    • result … モデル計算の初期値や結果の格納場所
    • (参考)linkdir/sample にリンク作成用のサンプルスクリプト link.sh があります
  4. 入力ファイルをprepディレクトリで作成する

実行環境の作成

ディレクトリexp/ で以下を作成します。

ディレクトリ、ファイル内容
MRICOM/MRI.COM本体 (コピー用のスクリプト: run/sample/copy_MRICOM.sh)
config_files/configure.inコンパイル用設定ファイル(docs/README.Options を参照)
src/MRICOM/src/の全ファイルとconfigure.inへのシンボリックリンク
data/前処理で作成した実行時入力データファイル(またはそれらへのシンボリックリンク)
result出力ディレクトリ(またはそれへのシンボリックリンク)
run/NAMELIST.OGCM実行時入力namelistファイル(docs/README.Namelist, README.Restartを参照)
run/NAMELIST.OGCM.MONITORモニター用NAMELISTファイル (docs/README.Monitorを参照)
run/実行用シェル・スクリプト (run/sample/run.sh等を参照)

src/でコンパイルし、run/で実行します。

後処理

解析

メモ